PowerApps x PowerAutomate x SharePoint | Cameraコントロールでアプリを作る | 位置情報(GPS)追加

PowerApps x PowerAutomate x SharePoint | Cameraコントロールでアプリを作る | 位置情報(GPS)追加

今回は前回の続きとして、カメラアプリを改造し、「位置情報(GPS)」及び「コメント」を付加したいと思います。

前回の記事を見られていない方は以下からどうぞ。

SharePointリストを作成

前回はSharePointのドキュメントライブラリに対して、画像を保存していきました。

今回はSharePointリストを作成し、そこに追加していきます。

リスト名:ImageList

タイトル列の種類
タイトル初期から表示されている
添付ファイル初期は非表示なので表示設定を行う
緯度1行テキスト
経度1行テキスト
コメント1行テキスト

添付ファイル

添付ファイルは以下の手順で表示する事ができます。

列の追加>列の表示/非表示をクリック

ビューの列の編集>添付ファイル にチェックを入れる

PowerAutomateの改造

今回作成するフローは以下の通りです。

緯度、経度、コメントに関しては、PowerApps側から取得します。

Titleに関しては以下の様に記述しました。

addHours(utcNow(),9,'yyyyMMdd_HHmmss')

添付ファイルに関して

項目の作成時にはファイルを張り付ける事が出来なかったため、「添付ファイルの追加」を使用しました。

IDは「項目の作成」で生成されるIDを使用します。

ファイル名、ファイルコンテンツに関しては、前回の記事と一緒の仕組みです。

ファイル名

concat('photo_',addHours(utcNow(),9,'yyyyMMdd_HHmmss'),'.png')

ファイルコンテンツ

dataUriToBinary(triggerBody()['ファイルの作成_ファイルコンテンツ'])

PowerAppsの改造

前回作成したアプリのうち「Check」画面を改造します。

Button2の改造

OnSelectのアクションを編集します。

Filemaker

PowerAutomateで作成したフローの名前です。

今回は引数が3つ必要です。

・緯度:Location.Latitude で取得可能

・経度:Location.Longitude で取得可能

・コメント:TextInput1.Text で取得可能

Filemaker.Run(ImageFile,Location.Latitude,Location.Longitude,TextInput1.Text);
Set(ImageFile,"");
Reset(TextInput1);
Navigate(Main);

Button3の改造

こちらはキャンセル時の挙動です。

TextInput1のテキストをクリアするため「Reset(コントロール名)」を入力する。

Set(ImageFile,"");
Reset(TextInput1);
Navigate(Main);

Label3、Label4の改造

Textラベルとしても、緯度、経度を表示したいので、以下の様に記述しました。

完成!挙動を確認する

以上で緯度、経度、コメント付きの写真アプリが完成しました。

最後に挙動確認をしてください。

ではまた!