クラシックの無料楽譜をダウンロード!-IMSLP!
皆さん、こんにちは!
今回はクラシック楽譜をダウンロードできるサイト「IMSLP」について紹介します。
はじめに
そもそも「IMSLP」って何なのか?そして「なぜ無料で楽譜がダウンロードできる」のか?疑問にもたれる方も多いはず。
先ずはプロジェクトの背景を理解したうえで、適切に利用していきましょう!
IMSLPとは?
国際楽譜ライブラリープロジェクト(こくさいがくふライブラリープロジェクト、International Music Score Library Project、IMSLP)の略称を指しています。別名は「ペトルッチ楽譜ライブラリー (Petrucci Music Library)」と言います。
パブリックドメインになったクラシック音楽作品の楽譜が、PDF等のファイル形式で、無料で入手できます。
パブリックドメインとは?
曲には「著作権」があることは、ご存じの方が多いはずです。
曲の著作権を守る団体としては「JASRAC」や「NexTone」などがあり、管理団体によって作品の価値が守られています。作成者の大切な作品がむやみやたらに利用されるのを防いでくれているイメージですね!
ただし、著作権にも期限があります。原則日本では「著作者の死後70年」が著作権の権利適用範囲であると決められています。
この著作権の期限が切れた作品を「パブリックドメイン=知的財産権が発生していない状態または消滅した状態」と言います。
クラシック音楽は歴史が古い作品が多く、既にパブリックドメインになっている作品も多くあります。(バッハ、ショパン、シューベルトなどなど)
それらの作品をIMSLPで集約し、公開ライブラリとして提供されています。
2021年12月23日時点で「193,000曲」が提供されています。
実際に利用してみよう(例:子犬のワルツ)!
今回は試しに「子犬のワルツ(ショパン)」をダウンロードしてみましょう!
①IMSLPのサイトにアクセスします。
※言語は下図の「日本語」をクリックしましょう。
②検索バーに「子犬のワルツ」を入力し、虫眼鏡をクリックします。
③サイト内検索結果が表示されます。
ここで注意ですが、本サイトは日本語訳はされていますが、日本語検索の精度は良くありません…
もし探している楽譜が見つからない場合は、英題等で探してみましょう!
例:子犬のワルツ→英題:Waltz in Db, Op.64, No.1 (‘Minute’)
④詳細画面を表示する
下図が詳細画面(一部抜粋)です。
画面上部に「演奏:録音音源」、画面下部に「楽譜」が掲載されています。
⑤楽譜のダウンロードを行う
今回は以下の楽譜をダウンロードしたいと思います。
画面左側の「下矢印」をクリックすると、ダウンロードページに飛びます。
※なお、こちらの図の見方ですが、PDFをアップロードした方は以下の2ファイルをセットで登録したようです。
(1)Complete Score:楽譜集ですね。この中に「子犬のワルツ」も含まれているようです。
(2)Cover Page:楽譜の表紙ページのみのようです。
⑥少し待機
画面上部に「15秒後にダウロードが再開します」が表示されます。
15秒待機すると、ダウンロードリンクが表示されますので、少々待ちます。
⑦「ダウンロードを再開するにはこちらをクリックしてください」をクリックします。
⑥で記載した15秒待機後、以下の様なリンクが表示されるのでクリックします。
すると、楽譜のページに飛びます。あとは通常通りPDFをダウンロードする方法と同様です。(下図赤枠のボタンをクリックします。)
以上のステップで楽譜をダウンロードすることができます。
まとめ
今回は「IMSLP(International Music Seats Library Project)」についてご紹介しました。
パブリックドメインの楽譜であればインターネットからダウンロードできる時代がやってきました。
歴史的な偉人の作品を、より身近に利用して、より楽しい音楽ライフを過ごしてみてください!
ではまた!
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