人生を豊かに!マルチポテンシャライトな生き方

人生を豊かに!マルチポテンシャライトな生き方

みなさん、こんにちは!

今回はタイトルの通り「マルチポテンシャライト」について、私なりの気づきをまとめます。

あなたが将来なりたい職業は何ですか?

「あなたが将来なりたい職業は何?」

「お医者さん」「プログラマー」「先生」「Youtuber」など、パっとイメージができる人が多いと思います。

一方で、いつまで経っても決められず、一つの道を突き進む人を常に羨ましがっている人・・・それが私です。

器用貧乏な私に自己嫌悪…

昔から好きな事が沢山あり、手を出しては飽きて次への繰り返し。。。

人よりも物事を覚えるのは得意なようで、学習速度は他の人よりは速めです!

その一方で、ある程度できるようになると「もういいや!」と飽きてしまう・・・

こんな「器用貧乏」な自分は、常に何か異常なのではないか?と常々疑問に思っていました。

苦しかった就職活動

将来の夢も決めきれず、そんな私に自己嫌悪になっていたころ。

大学院で情報工学を専攻していた私にも就職活動の時期がやってきます。

今思い返しても、この時期は毎日息が詰まるほど苦しかった時期です…

いつまで経っても自分の「やりたい職業」を決めきれない日々。

大学生活を思い返して、自分の実績を書き出すと…

「研究活動」「バンド活動」「プログラミングコンテスト入賞」「ポスターデザイン」「イベント企画」「ウェブサイト運用」「塾講師」「自作PC」

など、あまり一貫性がない事柄が挙がり、余計に焦る私。。。。

ジェネラリストからスペシャリストが求められる社会

私が就職活動を行った時代は「今後は一つの専門性に尖った人材が必要だ!」と謳う企業が増え、ジェネラリストからスペシャリストへの転換期真っ只中でした。

「一貫性なしに、自分の気の向くまま打ち込んできた実績」が、今後来るであろう「スペシャリストの時代」には通用しないことを知り、将来お先真っ暗… そんな気持ちで沈むことも多々ありました。

時代は変わりゆく!こんな生き方だって良い!

なんやかんやあり、自分が希望する職が分からないままでしたが、一先ずは就職した私。

就職活動から数年経ち、記憶が若干薄れてきたころ、TEDで以下の様な動画が投稿されました。

Emilie Wapnickさんによる「Why some of us don’t have one true calling」です。

この動画を見たとき、まさに数年前の私が鮮明に浮かび上がりました。

海を越えた国でも、同じような悩みを持つ人がいたことに驚きました。

MULTIPOTENTIALITE

マルチポテンシャライト(MULTI-POTENTIA-LITE)という単語。

博学者、ルネサンス人などとも言い換えられるそうですが、幅広い知識を有する人を指す言葉です。

マルチポテンシャライトの強みは以下の3つがあげられます。

①アイディアを統合する

2つ以上の分野を組み合わせ、新しい何かを創造する事ができる。

様々な経験を持っているマルチポテンシャライトだからこそ、分野を掛け合わせた新たな発見(Innovation)ができるのです。

私の場合、確かに他の人よりもアイディア出し(ブレーンストーミング)が得意です。

過去の経験(例えば音楽)と、別の経験(例えばプログラミング)を掛け合わせたり、音楽と掛け合わせる対象を変える(音楽×ガジェット)など、「経験×経験」の掛け算を行う事で、沢山のアイディアが出てきます。

ただ、あまりにぶっ飛んだアイディアが出ることも日常茶飯事なので、一先ず思いついた際には「①カレンダーに記録 → ②数日後にカレンダーに書いたアイディアを見返す → ③良かったらメモに記録」を繰り返しています。

②迅速な学習力

マルチポテンシャライトは何かに興味を持つとのめり込み、手当たり次第吸収します。

自分が「初心者」である事にも慣れていて、新しいことを始めたり、居心地の良いところから足を踏み出すのも怖がりません。

過去に習得した技能を、新しい分野に持ち込むので、1から物事を始めることはほとんどありません。

器用貧乏で悩んでいましたが、器用だからこそ「迅速に吸収」ができる強みがあるのですね。

③適応力

どんな場面にあっても、それに合わせる事ができる能力。

Fast Company誌は適応力を「21世紀で成功する上で最も重要な技能」だと評価している。

2020年~2021年にかけ、コロナ禍での新たな働き方が求められるようになりました。

それにより、業務の簡略化や電子化など、今までの当たり前が取り崩され、新たな形に急速に変化していますよね。

私自身、昔から「変化は楽しみ」と捉えていますが、急速な変化にも適応できる能力は、生まれ持って与えられた才能だと気づかされました。

スペシャリストとマルチポテンシャライトの共生

スペシャリストとマルチポテンシャライトの優劣を付けたかったわけではなく、各々に特性がある事を理解し、共生していくことが大切なのでしょう。

スペシャリストになれない自分はダメだ・・・と思い続けた数十年でしたが、マルチポテンシャライトな生き方を知ったことにより、改めて「自分がどう社会に貢献できるのか」を考えるきっかけになりました。

就職や就労中で悩むあなたへ

沢山の興味を持つこと、一つに絞り切れないことは悪いことではなく「才能」です。

その才能に気付き、自分の職場の中で少しずつ発揮できる場面があると良いですね。

自分の才能を大切にすることは、自分の気持ちを尊重することに繋がりますし、結果として自己肯定感の向上にもつながります。

本ブログ冒頭の「あなたが将来なりたい職業は何?」という質問に対してですが、必ず1つの職業で回答する必要はないと思っています。

例えば・・・

・絵を描いたり、人にプレゼンする事が得意 × プログラミングが好き = マニュアル作成の上手なエンジニア

・ウェブサイトが構築できる × 人に教える事が好き = ウェブサイト構築のトレーナー(社内講師にだってなれます)

など、会社に入った後でも「自分が【好き】」と感じる事を発信できる場は必ずあります。

マルチポテンシャライトな生き方は、就職、就労、退職に関わらず、人生をずっと楽しくさせてくれる幸せな才能だと思います。

是非、自分なりのペースで、自分なりの生き方で、人生を豊かにしていきましょう!

書籍

書籍jも出版されています!

ではまた!