読書記録 | 池上彰の教養のススメ

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読んだ本

池上彰の教養のススメ

著者

池上彰

お勧め度

5 ★★★★★

池上彰の教養のススメ 東京工業大学リベラルアーツセンター篇

感想

最近耳にする「リベラルアーツ」というワードが気になり手に取った書籍。

なぜリベラルアーツが注目されているのか?を、私たちを取り巻いている様々な状況(社会的問題、世界問題、生物学、宗教など)と照らし合わせながら、分かりやすく解説されている。

社会人になってからも、学ぶことへの意欲を駆り立てられる一冊だと思う。

※ 東京工業大学のリベラルアーツ研究教育院のサイトも非常にユニークです!

関連ワード

・リベラルアーツ

 ├ 専門バカになるな

 ├ 与えられた問題の解を出すのではなく、自ら自由に問題を設定し、新しい解を探していく。

 ├ ギリシャで生まれ、ヨーロッパで育った考え方

 ├ スティーブジョブズとカリグラフィーの出会い

・教養

 ├ 解なき時代に必要なもの→教養

・東京工業大学リベラルアーツセンター

・桑子敏雄教授

 ├ 哲学

 ├ 社会的合意形成とインフラ建設

 ├ 対話のデザイン(対話集会木津川モデル)

 ├ 合意形成は「落としどころ」ではなく、第3の答え。

 ├ コンフリクト・アセスメント

 ├ 順応的マネジメント(アダプティブマネジメント)

 ├ コミュニケーション空間デザイン 

    → 集めたい人数より3割少ない椅子を並べなさい

    → ダイバーシティ=多様性

    → サイレントマジョリティー

 ├ 社会的合意形成のプロジェクト・マネジメント

・上田紀行教授

 ├ 文化人類学

 ├ 日本人は無宗教?

 ├ インド、スリランカとの出会い

 ├ 書籍「覚醒のネットワーク」

覚醒のネットワーク (河出文庫)

 ├ 会社の損じあ(伝統的宗教が存在意識を失い、会社が神様仏様の代わりになる)

 ├ 単線社会と複線社会

    → 今の日本はお金だけが価値の単線社会

    → 経済力だけが自分の価値 ≒ 単線化 ≒ 自分を無価値だと感じる

    → 人生における価値は金儲け的な合理主義だけではない!(複線化へ)

・本川達雄教授

 ├ 生物学

 ├ 書籍「ゾウの時間ネズミの時間」

ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学 (中公新書)

 ├ 哲学者ハンス・ヨナス

    → 「恐れ」の感情をちゃんと大事にしなければならない

 ├ 幸せとは何か?

    → モノがあふれている近年

    → 古代ギリシャの貴族:「食べる」ことが体の栄養のためではなくなっていた

 ├ 科学には「価値がない」、生きるものには「意味がある」

 ├ 現実世界の現象は「正比例」ではなく「対数」(桁上がりにならって、状況が変わる)

 ├ 書籍「理科系の作文技術」

理科系の作文技術(リフロー版) (中公新書)

 ├ 書籍「日本語の作文技術」

<新版>日本語の作文技術 (朝日文庫)

 ├ ニュートンと物理学、神道と生物学

・教養書籍

 ├ ギリシャ哲学(プラトン、アリストテレス等)

 ├ 東洋哲学(孔子、孟子等)

 ├ 易(中国の古い占い)

 ├ 生きる意味 (岩波新書)

 ├ スリランカの悪魔祓い (講談社文庫)

 ├ 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】(沢木耕太郎)

 ├ 昭和16年夏の敗戦 新版 (中公文庫)(猪瀬直樹)

 ├ 国富論=諸国民の富の性質と原因の研究(アダムスミス)

 ├ 学問のすすめ(福沢諭吉)

・すぐに役に立つものは、すぐに役にたたなくなる(小泉信三)

・アメリカの大学は4年間で教養を学ばせる

 ├ MIT(マサチューセッツ工科大学)

    → 音楽教室の存在

    → 学び続ける姿勢を教える

    → ライティングとプレゼンをプロから教わる

    → D-Lab(貧困な低開発国に送り込み、ITを利用せず、目の前にあるものだけで課題をクリアする)

      → なんとかする力

    → 教養と伝える力はセット

 ├ 名門女子大ウェルズリー

    → インターンシップ制度

 ├ ハーバード大学

    → 本当に良いスピーチは エートス(本質)!パッション(情熱)!ロゴス(論理)!(パックン)

・脱ボキャ貧、コミュ障

・コミュニケーション力(ファッション)