Python | 「flask」を使ってWebサーバを立てよう

Python | 「flask」を使ってWebサーバを立てよう

こんにちは!

今回はflaskを使って、とりあえずWebサーバを立てるまでの流れを確認します。

利用する環境

・OS:Windows11

・エディタ:Visual Studio Code

以下に今回実施した手順を記載します。

1)Visual studio codeを開く

まずはエディタを開きます。

※あらかじめ以下の拡張は行っているものとします。

1)Python

2)日本語化

2)開発用のフォルダを作成

開発環境用のフォルダを作成します。

作成後に、VS codeのサイドバー>エクスプローラより、開発環境のフォルダを選択します。

これによって、ターミナル等も対象のフォルダがカレントディレクトリとなります。

3)仮想環境を作成

VS code>ターミナルを開き、仮想環境を作成します。

仮想環境を作成するために、ターミナルで以下のコマンドを実行します。

python -m venv myenv 

このコマンドを実行すると、カレントディレクトリに「myenv」という名前の仮想環境が作成されます。

4)仮想環境のアクティベート

仮想環境をアクティブにするために、ターミナルで以下のコマンドを実行します。

先ほど作成した仮想環境内のバッチをキックします。

myenv\Scripts\activate

仮想環境がアクティブになると、ターミナルに仮想環境の名前が表示されます。

エラー)このシステムではスクリプトの実行が無効になっている

以下のようなエラーが出た時の対処方法

このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイ
ル C:\Program_rep\001_python\LINEbot\myenv\Scripts\Activate.ps1 を読み込むことができませ
ん。詳細については、「about_Execution_Policies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=
135170) を参照してください。

このエラーは、Windows PowerShellのセキュリティポリシーにより、スクリプトの実行が禁止されているために発生しています。この問題を解決するには、セキュリティポリシーを変更する必要があります。

以下の手順でセキュリティポリシーを変更してください。

  1. 「Windows PowerShell」または「PowerShell ISE」を右クリックして、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択します。
  2. 管理者として PowerShell が開かれたら、以下のコマンドを入力して、現在のセキュリティポリシーを確認します。
Get-ExecutionPolicy

現在のセキュリティポリシーが「Restricted」に設定されている場合は、以下のコマンドを入力して、セキュリティポリシーを変更します。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser

「RemoteSigned」は、信頼された発行元による署名がある場合は、スクリプトを実行できるようにするポリシーです。このポリシーに設定することで、信頼されたスクリプトを実行することができます。

変更したセキュリティポリシーが反映されるように、PowerShellを再起動します。

以上の手順でセキュリティポリシーを変更することで、エラーメッセージが解消され、Activate.ps1スクリプトを実行することができるようになるはずです。

5)インタープリタを仮想環境に切り替える

コマンドパレットを開く:Ctr + Shift + P

Python:インタープリタを選択>先ほど作成した環境のインタープリタを選択する。

選択されると画面右下が以下のように変わります。

6)flaskのインストール

Flaskをインストールするために、以下のコマンドを実行します。

pip install flask

これにより、仮想環境上にFlaskが仮想環境にインストールされます。

7)開発フォルダ>myenv内に「app.py」を作成する

app.pyファイルを作成します。

中身には以下のコードを記載します。

from flask import Flask

app = Flask(__name__)

@app.route("/")
def hello():
    return "Hello, World!"

if __name__ == '__main__':
    app.run(debug=True)

8)ターミナルの環境変数を設定する

ターミナルにて以下のコマンドを実行します。これは毎回設定する必要があります。(システム環境変数ならば1回のみでOK)

set FLASK_APP=app.py
set FLASK_ENV=development

9)アプリケーションを起動する

ターミナルで以下のコマンドを実行します。

flask run
Running on http://127.0.0.1:5000

localhostの5000ポートでアクセスすることができます。

http://127.0.0.1:5000

以上で、flaskでWEBサーバを立てることができます。

アッという間ですね!

今回はここまでです!ではまた!

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